セレックとは
セラミックを即日で作製することの出来る3Dコンピュータシステムです。
セレックとは、セラミックを院内で即日に作ることができる3Dコンピュータシステムです。当院では15年前から導入しています。
技工所に出さずとも院内にて短時間でできるため、午前中から昼にかけて受診した会社員の患者さんがお仕事終わりにご来院いただき、完成したセラミックを装着してご帰宅いただくことも可能です。
また歯科技工士に外注せずに済むため、通常のセラミックよりもコストを抑えることができます。
セレックを使った治療のメリット
天然歯と近い色味
天然の歯と色味が近く、自然な被せ物を作ることができます。セラミックのみを使用するため、時間が経っても色が劣化しません。
金属アレルギーの心配がなく、歯を痛めない
セラミックは体に優しく、アレルギーの心配がありません。また、歯と同じように摩耗していくため、噛み合わせのバランスが保たれやすく、歯を痛めません。
高い耐久性
耐久性も高く、それは被せ物の中でも耐久性が高い金(ゴールド)と同程度だと言われています。
即日に作ることができる
セレックシステムを利用すれば、歯科技工士に外注しなくても済むため、短時間で作ることができます。
通常のセラミックよりも費用が低い
歯科技工士に外注せず、院内のコンピューターを利用して製作するため、セラミック100%の自費治療でありながら、通常のセラミック治療よりも負担が少なくて済みます。
形成の精度が高い
ブロック状のセラミックを機械で削りだして作っていくため、色味や硬さなどの品質にばらつきがなく、出来ばえが安定しています。
どうやってセラミックを作るの?
3Dコンピューターシステムが患者さんに合ったセラミックを計算してくれます
CAD/CAM(キャドカム)を利用してセラミックを作成します。キャドカムとは、ComputerDesign/Computer Aided Manufacturingの略で、コンピューター支援設計/コンピューター支援製作技術のことを言います。つまり、コンピューターに患者さんの口の状態などの情報を取り込み、患者さんの歯に合ったセラミックをコンピューターが計算してくれるのです。
これにより、今までのように熟練の技術を持つ歯科技工士に外注する必要がなくなり、院内で容易かつ精度の高いセラミックが短時間に作れるようになったのです。
作成のプロセスについて
小さな詰め物であれば、患者さんが診療チェアーに座った状態で歯科医師が歯を撮影し、そのデータをセレックコンピューターに入力します。すると、セレックコンピューターが患者さんに合ったセラミックの形、大きさ、色味、硬度を計算してくれます。
これにより、1度の来院で治療を終了することができるのです(むし歯の大きさ、状態によっては一回で終了しない場合もあります)。
幅広く製作することができます
セレックシステムでは、治療が必要な部分の大きさに応じて柔軟に対応することができます。
一部分だけの詰め物、大きな被せ物、前歯に薄く貼り付ける修復物など、幅広く製作することができます。