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インプラント治療とは、歯を失った部位のあごの骨にドリルで穴を空け、そこにチタン製の人工歯根を埋め込み、最後に人工歯を被せる治療方法です。
噛みごたえが良く、長く安定して使うことができます
歯を失ってしまった場合に人工歯で補う方法としては現在、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3つの方法がありますが、インプラントは他の2つの方法に比べて噛みごたえが良く、また長く安定して使えます。インプラント治療を行って20年経っても96%のインプラントが問題なく使えているという報告もあります。
周囲の歯に負担をかけずに済みます
当院院長は20年以上前、日本で治療が行われ始めたときからインプラントを行ってきました。また、日本口腔インプラント学会が認定する専門医の資格も保有しています。 専門的な知識を持ち、さまざまな症例を経験してきたキャリアを生かして、柔軟に対応することができます。
当院では、糖尿病や心臓病、消化機能などの全身疾患の状態も事前に把握し、安全なインプラント治療を行う上で問題がないかを検討します。 全身疾患を抱えていることで感染リスクが増したり、術後の傷が回復しづらかったりすることがあるからです。当院では全身疾患の状態を調べられる簡易の血液検査も行っています。 安全に行えない可能性がある方にはその旨をお伝えし、決して無理に手術を行うことはしません。
当院では対象物を3次元で撮影できるCTを活用して、あごの状態を詳しく調べています。インプラント治療はドリルであごの骨に穴を空けるため、対象部位に十分なスペースがあるかを事前に把握することが大切です。
手術時のリスクを最小限にしてくれるのが、サージカルガイドシステムです。これは、人工歯根を入れる深さや角度に合わせて穴が空いたマウスピースをつくり、手術時に患者さんにはめてもらうシステムです。歯科医師はマウスピースの穴に沿ってドリルを入れれば良いので、安全に手術を行うことができます。
歯を失ってしまうことにはセルフケアの問題など何らかの理由があります。その理由が他の部位にも当てはまるようであれば他の歯も失ってしまうかもしれません。 当院では失った場所にインプラントを行うだけでなく、口腔内全体を見ながらむし歯や歯周病の治療など必要な治療を行います。 また、噛み合わせが悪いままインプラントを入れてしまうと、インプラントや他の歯に過度に負担を与えてしまうことがあるため、噛み合わせにも気を配って治療を行っていきます。
恐怖心が強い方でも、以下の方法を行うことでリラックスした状態で手術を受けることができます。
リラックス効果のあるガスを吸引していただきます
笑気ガス(亜酸化窒素)と酸素を混ぜた気体を鼻から吸引していただきます。鼻に専用のマスクをつけた状態で手術を受けていただきます。笑気ガスには鎮静効果があるため、恐怖心を和らげることができます。別に局所麻酔も行いますので、より確実に痛みを感じにくくすることができます。
笑気麻酔と併用し、効果をさらに高めます
上腕部の静脈に鎮痛剤と鎮静剤を注入します。笑気麻酔と併用することが多く、効果がさらに高まります。手術中は体に異変が起こらないかを調べるために心電図モニターをチェック、慎重に手術を進めていきます。
インプラント治療を行う上で、1つの重要なポイントになってくるのは、インプラントを埋入する部分の骨の状態です。この骨の状態が悪い場合には、インプラントが骨と結合する確率が低くなってしまいます。
SICAT(シーキャット)とは、CT撮影された画像をコンピューター上で3D化(立体化)する診断用の装置(サージカルガイド)です。この装置使うことにより、事前にコンピュータシミュレーションし通りの位置・角度に埋入することが出来、より正確・安全にインプラント治療を行うことが出来ます。
左下に4本のインプラントを埋入予定ですが、奥の部分(向かって右側の丸で囲まれた部分)の骨が不足していそうです。
左下の部分(丸で囲まれた部分)に骨が欠損しているのは診断できますが、平面的な画像のため、頬側と舌側の骨が重なって写ってしまうのでどのような形で骨が欠損しているかはっきりしません。
骨の欠損している部分の形が明確に分ります。この画像はコンピューター上では、回転させることも出来るので、360度全ての角度から確認できます。 また、骨密度(骨の硬さ)も同時に測定できるため、骨の状態の良い位置を探すことが出来ます。この画像をもとに、手術のシミュレーションをします。
下歯槽神経(オレンジ色)までの距離を測定し、安全な位置にインプラントを埋入できるよう、インプラントのサイズ、方向を3次元的に決定します。 このシミュレーションから、4番のインプラントは、周りに骨がほとんどないため、骨と結合しない可能性が高いことが分ります。 このため、今回の手術では、4番は埋入せず、骨造成を行うこととします。1,2,3番のインプラントは、この位置以外の部位に埋入すると、固定が悪かったり、インプラント同士の距離や天然歯との距離が近くなりすぎてしまうため、正確にこの位置に埋入する必要があります。このシミュレーション通りに埋入するために、SICAT(サージカルガイド)を作製します。
SICATのデータをもとに、顎の骨の模型を作成し、シミュレーションのデータから、計画された埋入位置を正確にお口の中で再現するために作製されたガイドが、サージカルガイドです。このサージカルガイドを、実際の手術時に顎の骨に装着してインプラント床を形成します。
顎骨模型上でも、奥の方の大きな骨の欠損が正確に再現されています。
このような形でサージカルガイドを顎の骨に装着しインプラントを埋入するための穴を形成します。
このSICATを用いた診断は、骨の量が不足していて、サイナスリフトや範囲の広いGBRを行なう場合、あるいは、下顎のインプラント治療で下歯槽神経が近い場合など骨の形態を正確に診査する必要がある場合に最も有効な診断方法です。 また、歯周病治療の診査にも有効に活用することが出来ます。 診断後に作製するサージカルガイドを用いることで、安全な位置へのインプラント埋入はもちろんですが、他にも手術時間を短縮することができるというメリットがあります。
44,000円(税込)
※費用はすべて税込みです。
歯のことでお悩みでしたら、神保町にあるトシデンタルクリニックまで。 まずはお気軽にお問い合わせください。